2020/05/04
様々な出会いがある中で、その猫ちゃんを選び新しく家族にお迎えすること、それはとても運命的であり、素敵なことです。
猫との生活はきっととてもとても楽しいものになりますが、特に最初の方はたくさんわからないことや、問題が起こるでしょう。
このガイドが新しい生活の役に立つことを祈っています。
ほとんどの猫は、車に乗っていることを嫌い、時には具合が悪くなってしまいます。猫が快適に過ごせるくらいの、あまり広すぎないキャリーを用意し、猫の安全を確認してください。
シートベルトをキャリーの持ち手とシートベルトバックルに通して使用してください。猫が鳴いても、驚かないで大丈夫です。
そして何があっても絶対に!キャリーの外に出さないでください。
③猫がパニックになり、事故を起こしたり、座席の下にいってしまうことを防ぐためです。車酔いを避け、ストレスを最小限におさえるため、キャリーをタオルで軽くカバーしてあげるといいでしょう。
猫をお迎えして最初の方は、猫に時間と空間を用意することが大事です。
早く遊びたい気持ちでいっぱいだと思いますが、慣れるのに時間がかかる猫もたくさんいます。
特に今まで人と接することが少なかった元野良猫ちゃんはそのような傾向にあります。ぐっと遊びたい気持ちを抑えて、少しずつ仲良くなっていきましょう。
まず最初に家に帰ったら、人が集まることが多い部屋からキャリーを遠ざけて置いてください。
キャリーのドアを開けっぱなしにし、猫がいつでも出てこれるようにしましょう。部屋の片側にトイレ箱を置き、食べ物、水、そしておもちゃを部屋の反対側に置いてください。
バスルームや洗濯室は通常狭くてうるさいことが多いので、避けてください。
はやく環境に適応できる猫もいますが、最初はこの部屋で数日間過ごしてもらい、その間に他の部屋で猫が過ごせる環境を整えましょう。
これは猫と、もともといるペットに新しい家にお互いがいるということをわかってもらうために重要な時間になります。もちろん、同じ空間で絆を深めてもらうために会わせても構いませんが、事故のないように、必ず見ているようにしましょう。
猫がドアに来て足元を通り過ぎたり、外に出ようとしている時は、外へ興味を示している証拠です。猫は最初にいた部屋を安全な場所、すなわち縄張りと考えることが多いので、大きな騒音や、人によって猫が怖がるようなら、道をふさぎ、新しい場所には行けないようにしてくだい。
猫が家の探検を始めたら、人間と暮らす習慣を作っていきましょう。
食べ物と水を人がいるところに持っていき、人と同じときに食事をさせてください。猫の多くは、狩猟的な本能により、水の近くで食事をすることが好きではありません。自分が捕まえた獲物で水を汚してしまう、という概念がまだ強く残っているのですね。このことから、水と食事はできるだけ別の場所に置くことをオススメします。
人通りの少ない場所にトイレを何箇所かに置き、キャットタワーのような登ったり、爪とぎできたりするものを用意してください。キャットニップを爪とぎしてほしい場所に置いておくと、家具ではなくそこで爪とぎをしてくれるでしょう。
猫と仲良くなれるように、毎日の時間に猫と遊ぶ時間をもうけましょう。繰り返しになりますが、猫が環境に慣れてきてから、仲良くなっていきましょう!
新しい猫ちゃんが来てうれしくて、家族や友人に自慢したいですよね。気持ちはとてもよくわかりますが、まず、環境に慣れてもらうことを第一に優先しましょう。
何か環境を変える前に、きちんと食事をし、水を飲み、排泄をしているか確認してください。
誰か新しい人と会うときはゆっくりと、が原則です。猫が嫌がったりしたときや、大勢の人やうるさい子供が来たりしたときには触らせないようにしましょう。もし他に動物がいるときは、さらに注意しましょう。
犬の場合は、リードに繋がれていることをしっかり確認してください。そうすれば、猫が逃げても犬は追うことができません。犬が猫を「追いかけること」を「楽しいこと」、と認識するのは、避けたいですよね。猫がいる場合、喧嘩することはある程度予想できます。それが戦いにエスカレートしない限り、見守ることにしましょう。
特に子猫同士の場合、喧嘩をして相手を噛んだり噛まれたりすることで加減を覚えて成長します。やりとりを常に監視し、怖がっているようなら、対面時間を短くしましょう。
新しい環境に慣れていくときに、ストレスの兆しがきっと見えます。
最初の数日間はある程度は仕方ないでしょう。あまり食べなかったり、ずっと隠れたりしていても驚かないでください。
最初にいた部屋から放す前に、隠れている場所から出て、しっかり食べ、水を飲み、排泄をしていることを確認してください。1日目であれば何も食べず、水を飲んでいなくても、と言ってそこまで心配する必要はないでしょう。
次の日が来ても、まだ何も食べていない場合は、おやつやマグロなど、猫が好きそうなものを与えてみてください。
3日目にまだ何も食べない場合は、獣医師に相談してください。猫は長い間食べないと脂肪肝になる可能性があり、これは命さえも脅かします。ほとんどは食べるはずですが、これらのことを念頭に置いておいてください。
特に子猫の場合は注意しましょう。
あなたが怖がったり、圧倒されたりすると猫は攻撃的になってしまうかもしれません。ただでさえ、新しい場所で警戒しているのに、びっくりしてしまいますよね。そうなったときは関わるときにお互いが怪我をしないように十分注意し、何かを強制してはいけません。たとえば、無理やり撫でたり抱っこしたりしたりなど、です。
気になる行動が他にあれば、かかりつけの動物病院で相談しましょう。
猫は本当に色々な性格の子がいます。
人懐っこい子、警戒心が強い子、撫でられるのが好きな子、抱っこが嫌いな子…。自宅で快適に過ごせるようになるまで、もしかしたら時間がかかる子かもしれません。
あなたがまず、我慢して猫が欲しい時間と居心地のいい空間をあげましょう。そうすれば、きっと気づかないうちに、幸せな家族の一員になっていると思いますよ!!