ペットフード業界で働くこと9年目。中学生の頃よりビションフリーゼ(メス、毛が薄め)のパピの姉として育つ。それ以来、白くてふわふわな犬が好き。趣味はビショングッズ収集。図書館司書の資格をもち絵本の読み聞かせやお話し会なども行っていた。好きな絵本は「どろんこハリー」。将来は犬と一緒に心を開いて読書を楽しむ社会貢献もしたいと思っている。
2023/10/02
甘くて美味しい、近年では健康効果も積極的に謳われるようになったチョコレート。
ケーキやクッキーなど、加工品も豊富です。甘い匂いにつられてやってきた犬に、ついおすそ分けしたくなりますが、犬にとってチョコレートは中毒症状を引き起こす危険な食べ物です。
本記事では、犬がチョコレートを食べてしまった時に起こり得る中毒症状や、対処方法についてみていきます。
【 目 次 】
チョコレートはカカオの種であるカカオ豆を主原料として、これに砂糖や粉乳などを加えて作られています。
このカカオ豆に含まれる「テオブロミン」という物質は犬にとって分解・排出にとても時間がかかるため、体から排出させようと嘔吐・下痢などの中毒症状が起こります。また、大幅に許容量を超えて摂取してしまうと神経症状などが現れ、最悪の場合死に至ることもあります。
チョコレートを食べてしまった時に起こる中毒は様々ですが、前述の下痢・嘔吐に加え、神経や心臓にも異常をきたす場合があります。
上記のような症状が見られたら、すぐに動物病院を受診してください。
どのくらいの量のチョコレートを食べると危険なのかについては、食べたチョコレートの種類によって変わってきます。
それはチョコレートによってテオブロミンの含有量が異なるためです。テオブロミンの含有量は高カカオなチョコレートほど多いとされています。
一般的なミルクチョコレートであれば100g中200-250mg程度ですが、高カカオのチョコレートだと100g中500-1,000mg以上含有していることもあります。
テオブロミン摂取量と症状については、以下の通りとされています。
つまり、体重3kgの犬であれば、ミルクチョコレートで24g(板チョコ約半分)、高カカオのチョコレートであれば6g(1かけら程度)食べただけで軽度な異常が生じる可能性があります。
いつまでも元気でいてほしいと願うのであれば、どんな犬であってもチョコレートを1粒でも食べさせないようにするのが賢明です。
人間がチョコレートを食べる場合は、犬が誤って口にしないように、細心の注意を払うようにしましょう。家族やその場にいる人にも伝える必要があります。また、拾い食いの癖がある犬は散歩中なども充分に気を付けましょう。
万が一、犬がチョコレートを食べてしまったらどうしたらいいのでしょうか。
その場合は食べた量にかかわらず、すぐにかかりつけの動物病院に連絡をしてください。その際、下記の情報もなるべく具体的に伝えるようにしましょう。
病院に行く際、もし食べたチョコレートと同じものが残っていればパッケージごと一緒に持っていくようにしましょう。(もし残っていなければ商品名などを控えておくことで、テオブロミンの含有量を推測することができます)
動物病院ではこれらの情報や症状をもとに薬品を使用して吐かせたり、場合によっては麻酔をして胃の洗浄などが行われることが考えられます。
自己判断で応急処置をすることは危険ですので絶対にやめましょう。
犬にとって、チョコレートは命を奪いかねないとても危険な食品です。飼い主としてしっかり注意をし、絶対に誤って犬が口にしないようにしましょう。
万が一、犬がチョコレートを食べてしまったら食べた量にかかわらず、すぐにかかりつけの動物病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。
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