犬猫専門の動物園でアルバイトした事をきっかけにペット業界へ。以降、ペットショップ、ペット専門問屋、店舗開発などペットに関わる仕事を経験後、現在はNOW FRESHの営業として日々活動中。
ペットフードメーカーで働くスタッフの
犬のいる生活対談
2022/08/25
プレミアムドッグフード・キャットフードを販売するGPNで働くスタッフと一緒に、それぞれが飼っている犬への取り組みを話し合うスタッフ対談企画。
第2回目のテーマは、「犬のトイレ問題」。
「トイレの場所を覚えてくれない」「よく失敗して掃除が大変…」「トイレのしつけ方がわからない」といったトイレに関する困りごとは、多くの犬の飼い主さんが抱える悩みのひとつではないでしょうか。
このテーマに対して、11歳のヨークシャテリア(雌)を飼う大久保と2歳のビションフリーゼ(雄)を飼うパピ 姉。そして、獣医師・ペット栄養管理士の川本の3名が集まり、これまでの苦労話からどのような対策をしているかまでを語っていただきました。
GPNスタッフの取り組みが、犬のおトイレで困っている人の参考になれば幸いです。
大久保さんの飼っている犬は、ほぼ室内で排泄しているとのことですが実際にどのようなトイレ状況なのでしょうか?
大久保少し驚かれるかもしれませんが、アクリル板の上にトイレシートを敷いているだけです。
室内での犬の排泄というと、サークルの中にトイレトレーを置くことが一般的だと思います。ただうちの犬はサークルの中に入るのが嫌いだったのと、トイレトレーの掃除が面倒なこともあり、それならサークルもトイレトレーもなくしてしまえということで今の形になりました。
パピ姉の子はどうしていますか?
パピ姉うちもトイレトレーは使わず、ケージの中にトイレシーツのみ敷いてそこにしています。ただ朝晩の散歩時に外でもトイレはしているので、どちらかというと室内は我慢できない時にする場所になっていますね。
子犬のときはトイレトレーを使用していたのですが、成長してトイレトレーが小さくなってしまったのと大久保さんも話していたとおりで掃除が面倒だったのでシーツのみに変えました。
ただ私と一緒にいるときはシーツの上に排泄するのですが、困ったことに留守番中は排泄してくれないんですね。12時間とか長い時間も我慢しちゃうのです。
大久保12時間も我慢するのは困ったね。何か対策はしている?
パピ姉うちの子はきれい好きなところがあって、トイレの近くで生活したくないと思っているのかなと。それでお留守番中ケージの中だけで過ごさせていたところを、サークルをつなげて生活できるエリアを広くして、トイレシーツの近くにいなくてよいようにと色々と試しているところです。
犬がトイレを我慢するという話がありましたが、我慢することでなにか問題を引き起こすことがあるのでしょうか?
川本はい。人間と一緒で我慢しすぎるのはよくありません。具体的には膀胱炎とか結石のリスクが上がってしまいます。
個体差はありますが、子犬のおしっこの回数は1日8回程度が一般的です。成犬、シニアならもう少し少なくなりますが、シニアでも1日に5,6回と言われていますので、12時間はさすがに長く我慢しすぎている状況なのかなと思います。
一方でうんちを我慢すると無駄な排泄物が出ないことになり、便秘になりやすくなります。
うんちの場合は、1日1回を目安として考えたほうがよいです。犬の体調によって2,3日出ないこともあるかもしれませんが、これは便秘状態となりますので、頻繁に起こるようであれば病院に行くことも検討したほうがいいですね。
大久保我慢が原因だけでなく、運動が足りなくて腸内の筋肉が弱くなって排出がうまくできなくなることや加齢に伴って便秘になる子もいるから気をつけた方がいいですよね。
そうした便秘に対してはどのような対策を取ると良いのでしょうか?
大久保食生活の改善が最初にできることですね。
川本そうですね。例えば食物繊維やプロバイオティクスが入っているフードを与えてみると良いと思います
大久保当社が販売しているnow fresh(ナウフレッシュ)も健康な腸内環境をサポートするために、原材料にフルーツや野菜を20種類以上使った食物繊維豊富で、プロ・プレバイオティクスもたっぷり配合しているフードなのでオススメです。
実際にお客様からもうんちの量が増えた、ふわっとした良いうんちがでるようになったという声も多いですよ。
川本便秘については、先程も話したように食事や運動不足が影響していることや、加齢に伴って便秘がちになることも多く、また、なんらかの病気が隠れている可能性もありますので、普段からうんちをみて、ちょっとした違いに気づいてあげることが大切です。
犬の便秘時には、まずは食生活を見直してみる(食物繊維やプロバイオティクスが入っているフードがおすすめ)
便秘が頻繁に起こる場合は病気が隠れていることもあるので病院に行くことも検討する
「良いうんち」という話もありましたが、普段からうんちを観察して犬の状態を把握しているのでしょうか?
大久保必ず見ていますね。犬の見た目ではわからないこともうんちの変化を見ることでわかることがあります。
例えば、単純な「食べすぎ」は軟便や下痢になる主な原因のひとつなんですね。
うちの犬でも、うんちを見て下痢気味であれば、朝食を抜いて様子を見て、その後も続くようなら食事を与えるのをやめて、犬用のポカリスウェットのようなドリンクで栄養補給する工夫をすることがあります。
パピ姉うちの子も下痢になりやすい子なのでよく見ていますね。特に1歳くらいまでの子犬は、環境の変化に対してストレスを感じて胃腸の動きが悪くなり、軟便や下痢になりやすいと言われていますが、まさにその通りで頻繁に下痢になっていました。
1歳半を過ぎたあたりから落ち着き始めていますが、今でも注意して観察していますし、食事には気を使っています。
現在の食事は、now fresh(ナウフレッシュ)を与えると調子が良いのでずっと与えているのと、うちの子だけかもしれませんが焼き芋も与えてもうんちが安定してます。
それでも少し緩くなってきたらご飯を少なくしたり、人間用のビオフェルミンをちょっとだけ混ぜたりもしています。大久保さんと同じで、犬用のポカリスウェット的なものも常に用意していますね。
下痢の原因はどういうところにあるのでしょうか?
川本食べたものが原因で下痢になることもありますが、体調不良やたとえば季節の変わり目や夏バテなどのストレスによって一時的に腸内環境のバランスを崩して下痢になることも多いですね。
それ以外にも、原因は多岐にわたり、消化器疾患が原因だったり、アレルギーだったりすることもあります。
中には誤食、寄生虫やウイルス、細菌が原因ということもあるので注意が必要です。例えば、散歩中に草むらに入ってペロペロと舐めてしまい、これらを取り込んでしまうことがあります。
パピ姉下痢だから動物病院に行こうと連絡するとうんちを持ってきてくださいと言われますよね。
実際にうんちを調べてもらうと菌がいっぱいいたということがあり、どこでそんな菌をもらってきてしまったのかと困惑したことがありました。
川本そうなんですよね。飼い主として心当たりがなくても寄生虫や細菌で下痢になることがあります。
免疫力が弱い子は重症化してしまうこともあれば、寄生虫の種類にとっては悪影響を与えることもあります。下痢が続き、嘔吐や元気・食欲の低下が見られる場合は、何かしらの病気にかかっている可能性があるので、そうした際は動物病院を受診することをおすすめします。
また、たとえばウイルスであればワクチンを打ったり、誤食であれば起こらないような環境づくりをしたりすることで予防できることもあると思うので、ぜひ、日常生活の中でできる範囲で気を付けてみてください。
軟便や下痢の際は、食事の量を減らして様子を見る
下痢が続く場合は病気にかかっている可能性があるので動物病院を受診する
お二人とも飼っている犬は、いまではトイレシーツの上で排泄するようになったとのことですがトイレトレーニング(しつけ)はどのように行ったのでしょうか?
大久保シーツを広く敷いて、その上でトイレをしたら褒めて、徐々におしっこできるシーツの場所を狭めていくというやり方が効果的と言われていますね。実際そのようにしつけてうちの犬は、今のようにシーツの上にするようになりました。
パピ姉うちの子は、最初はトイレトレーの上にするようにしつけて、そこで、できるようになった後シーツだけにしてという流れですね。大久保さんと同じようにトイレが上手にできたときは褒めたり、おやつを与えたりしていました。
やはり褒めるのが犬にとっても良いのでしょうか?
川本一昔前は叱って覚えさせる方法を取る方もいたかもしれませんが、今では行動学の観点からも褒めることがよいとされています。
褒めるときは、高い声で「偉い偉い偉い」と褒めてあげたり、おやつをあげたりするのが良いですね。
大久保それとしつけは子犬の頃にしたほうが良いです。今ではペットショップでトイレトレーニングしているお店も増えているのもそうした理由が背景にあります。
川本そうですね。個体差はありますが、歳を取るほどしつけは難しくなるので、初めて犬を飼う方はしつけ済みの犬を飼うか、プロの手を借りたトレーニングをするのも良いかもしれませんね。
ただ、トイレトレーニングが上手くいかず、お外でしかトイレが出来ない子になると、我慢の時間が長くなってしまうので、お家でもトイレが出来る様に愛情をもってトレーニングしてあげてください。
トイレトレーニング(しつけ)は子犬の頃に行う
しつけの際は褒めることが行動学の観点からもよい
本日はありがとうございました。
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