犬猫専門の動物園でアルバイトした事をきっかけにペット業界へ。以降、ペットショップ、ペット専門問屋、店舗開発などペットに関わる仕事を経験後、現在はNOW FRESHの営業として日々活動中。
ペットフードメーカーで働くスタッフの
犬のいる生活対談
2022/07/12
プレミアムドッグフード・キャットフードを販売するGPNで働くスタッフと一緒に、それぞれが飼っている犬への取り組みを話し合うスタッフ対談企画。
第1回目のテーマは、「夏」。
このテーマに対して、11歳のヨークシャテリア(雌)を飼う大久保と2歳のビションフリーゼ(雄)を飼うパピ 姉。そして、獣医師・ペット栄養管理士の川本の3名が集まり、夏に犬を飼う際に注意していること、これまでの苦労話からどのような対策をしているまでを語っていただきました。
GPNスタッフの取り組みが、暑い夏の犬の飼い方に困っている人の参考になれば幸いです。
【 目 次 】
飼っている犬とその出会いについて教えてください
大久保ヨークシャテリアの11歳の女の子を飼っています。あと、実家では18歳のパピヨンもいます。
学生の頃バイト先の動物園が閉園するときに、今、実家にいるパピヨンを引き取ったのが初めて犬を飼ったときです。実家を出た後も、いつか犬を飼いたいよねと奥さんと話をしている中で、知り合いがペットショップを立ち上げて、たまたまにヨークシャテリアの可愛い子がいて、飼うことに決めて今に至りますね。
パピ姉私は、2歳のビションフリーゼを飼っています。ちょうどコロナ禍にやってきた子です。
私の場合は、もともと実家でビションを飼っていました。ただ中学生の頃だったので面倒をみるようなことはほぼしていませんでしたが、今の会社に入社して、犬や猫に関わることになってから「ビション可愛かったな・・・」ということを思い出しまして。それで旦那さんとも飼いたいなという話をするようになっていったのですね。
ただペット不可の物件に住んでいたので、飼うためにも引っ越すことも考え始めた時、駄目元でオーナーに聞いてみたら小型犬ならいいよと言ってくれまして。それでペットショップを通りがかったら「ビションいます!」と書かれていて、実際に見たらもう我慢できなくて飼うことにしました。
さて、今日のテーマは「犬と夏の暮らし」についてです。パピ姉さんは去年、初めての夏を迎えて色々試行錯誤されたと聞いています。
パピ姉夏を迎えるころにちょうど1歳になるところでした。子犬だったので、ずっと「寒くないように」ということを意識していたんです。もちろん、夏は「地面が熱い時間帯に散歩に行かない」くらいのことは理解していました。
ところがまだ梅雨の合間の午前中に公園に行って、たくさんのワンちゃんに興奮した際に、急に数分間「ガーガー」といつもと違う呼吸になってしまって。暑さと興奮が原因で、気管虚脱の症状がでたんです。どうやら思った以上の暑がりだったようで・・・。
大久保会社でパピ姉から相談されたので、体を冷やすグッズを紹介してあげました。
パピ姉近所のお店に首を冷やすために保冷剤を入れて巻くタイプのものがあったので購入しました。散歩途中の水分補給もこれまで以上に意識するようになりました。それ以降、散歩の時には「ガーガー」という状況にはなっていません。
「散歩の時には」と言うことは、そうじゃないときにもなったんですか?
パピ姉実は家の中でもなったことがあります。冷房をつけてバタバタ遊んでいたらやはり「ガーガー」してしまって。その時も数分間で落ち着いたのですが、スマホで動画を撮っておいて、獣医さんで見てもらいました。
室温を聞かれたので「27℃くらいにしていたと思う」と伝えたら、「大学病院の研究室の室温は23℃です」と言われて、それ以降は飼い主の私が「寒いよー」というくらいの温度設定にしながら夏は飼っています(苦笑)。興奮しやすいタイプなので仕方ないですね。
川本それは大事なところですね。
犬は、お家にいれば熱中症にならないと思いこんでいる飼い主さんが意外と多いのですが暑ければ家や車内でも熱中症になるので、夏はクーラーをつけっぱなしにしておいた方がよいですね。
そもそも犬は、体温調整にかかわる汗腺が少なく、発汗による体温調整が難しい生き物ですからね。
体温調整は、犬種によって個体差があるのでしょうか?
川本はい。犬が体温調整のために行っている、口を開けて速く呼吸をすることをパンティングといいますが、特にパグやボストンテリアなどの短頭種はこのパンティングの効率が悪いです。また、長毛種や肥満犬もより注意が必要です。
結局のところ温度設定はその子その子で違うと思うので、しっかり様子を見ながら調節する必要があります。
また熱中症に限りませんが、注意していてもいつもと違う様子のときはあります。そんなときに、先程パピ姉が話した通り犬の状況をスマホの動画で取っておくと、その後、動物病院で説明する際に役に立ちますし、獣医師としても原因が特定しやすいので助かります。
慌ててしまって中々できることではないかもしれませんが、できそうなら撮影しておくとよいでしょう。
夏の散歩は、早朝か夕方以降の涼しい時間帯にする
水は必ず携帯し、冷やすためのタオルやグッズも合わせて携帯しておく
他に散歩中に気をつけていることはありますか?
パピ姉大久保さんは虫対策ってどうしてますか?うちの子はとにかく草むらの匂いを嗅ぐのが好きで・・・どんどん草むらに突撃していくので、散歩のたびに毎回「やめてー!」って思ってます。
大久保うちはスプレーとキーホルダーのようなものをリードのところにつけて散歩してるよ。
パピ姉効果ありますか??
大久保いままでも一度もノミ・ダニや蚊に刺されるようなこともないから効果があるのかなと思ってます。
犬が刺されるとどのような問題を引き起こす可能性があるのでしょうか?
川本さんそうですね、まず日本で散歩中に気を付けるべき虫は、主に「ノミ・マダニ・蚊」になると思います。
ノミ、マダニは犬の身体についてしまったものが吸血することで主に皮膚炎や貧血の原因となることはよく知られていますし、 他の危険な病気を媒介する可能性もあります。
これらは繁殖力が非常に高いため、一度寄生されてしまうと、やっかいなことに身体のみではなく、普段過ごす環境中から排除しなければ根本的な解決にはなりません。ゆえに、予防が非常に大切になるのです。
蚊は特に夏に私たちの身近な虫になりますが、実は多くの病気を媒介します。その中でも特に犬の飼い主さんに気を付けてほしいのが「フィラリア症」です。感染して虫が成長していくと、内臓や血液循環に不具合を起こす可能性がある恐ろしい病気ですので、予防薬を適切に使うことが推奨されます。
まれにフィラリアが体内にいるかの検査を受けずに予防薬だけ購入されている方がいらっしゃいますが、やめたほうがよいです!仮にフィラリアが寄生していた場合、血管内に詰まってしまうなどして、重篤な症状に陥ってしまう可能性があります。
パピ姉はどのような対策をされているのですか?
パピ姉うちは散歩の際にはナチュラルなハーブエキスを使った虫除けスプレーを使いつつ、ノミ・ダニ・フィラリアなどの寄生虫に効果のあるお薬を獣医さんで処方してもらっています。でもできることなら、積極的に草むらに入っていくのはやめてほしいなぁ。
夏は、ノミ・ダニや蚊に刺されやすく、感染症を引き起こす原因になってしまうので、虫除けスプレーや予防のための薬などで対策しましょう。
最後に、フードメーカーとして実際にスタッフさんが自分の子にどういう食事を与えているかが気になるところです。やはり自社のフードを与えますか?
大久保もちろんです。ナウフレッシュの小粒タイプをあげています。小さくて食べやすいみたいです。
パピ姉うちは普段ナウフレッシュのレギュラー粒シニア&ウェイトマネジメントと、ギャザーのエンドレスバレーをメインにしています。自社フード・他社さんフードも色々試した結果、タンパク質や脂質少な目のさっぱりしたフードの方が良く食べたんですよね。そういうわけで、2歳ですが今はアダルトではなくシニアを使っています。別に太ってるわけじゃないですよ(笑)
川本ナウフレッシュのシニアはAAFCOの成犬用総合栄養食の基準を満たしているので、若いうちから使ってもなんら問題ありません。
大久保カロリーや脂質もアダルトに比べて控え目で、関節に配慮したグルコサミンやコンドロイチンも配合してあるから、ちょっとお得感があるよね(笑)
自社フードだけでなく、他社フードも試すことに驚きました!ちなみに夏ならではの食事の工夫はありますか?
大久保うちは、水に氷をいれて与えたりしているけど、氷は与えても大丈夫だよね?
川本喉に詰まらなければ大丈夫ですよ。ただ好奇心が旺盛な子や、食べ物を噛まずに飲み込んでしまう子だと詰まらせてしまうことがあるので、一応、犬によっては注意したほうがいいです。
パピ姉うちは夏になると食欲が落ちます。暑くて散歩でほとんど歩かなくなることも原因だと思いますが・・・。ドライフードを食べなくなると困るなぁ、と思いつつどうしようもない時はウェットフードを活用してます。
川本夏は食欲が落ちがちなので、ウェットフードはやっぱりよいですよね。ウェットフードは、匂いが強いこともあり、嗜好性が高いので食べてもらいやすいと思います。冷たいものを好む子なら冷やして与えてあげても良いと思います。
逆に、犬によっては夏でも温かい食事を好む子もいます。特にウェットフードは温めると匂いが強く出て、嗜好性が高まります。冷たい食事が苦手な子に試してみてほしいですね。
夏に食欲が落ちてしまう子には、ウェットフードを与えたり、ときには温めたりと嗜好性を上げる工夫をする。
本日はありがとうございました。
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