ペットフードメーカーで働くスタッフの
犬のいる生活対談

犬のフードどうしてる?ドッグフードメーカーに務めるスタッフの取り組みを紹介

2022/10/19

犬 フード

スタッフ対談Vol.03

プレミアムドッグフード・キャットフードを販売するGPNで働くスタッフと一緒に、それぞれが飼っている犬への取り組みを話し合うスタッフ対談企画。

第3回目のテーマは、「犬のフード」。

「愛犬に合うフードをどのように選んだらよいの?」「フードはどのように与え方がよいの?」といった食事に関する困りごとは、多くの犬の飼い主さんが抱える悩みのひとつではないでしょうか。

このテーマに対して、11歳のヨークシャテリア(雌)を飼う大久保と2歳のビションフリーゼ(雄)を飼うパピ 姉が、フードの選び方や与え方についてどのようにしているかを語っていただきました。

GPNスタッフの取り組みが、犬のフードで困っている人の参考になれば幸いです。

スタッフ紹介

大久保 マネージャー

犬猫専門の動物園でアルバイトした事をきっかけにペット業界へ。以降、ペットショップ、ペット専門問屋、店舗開発などペットに関わる仕事を経験後、現在はNOW FRESHの営業として日々活動中。

パピ姉 セールス&マーケティング担当

中学生の頃よりビションフリーゼ(メス、毛が薄め)のパピの姉として育つ。それ以来、白くてふわふわな犬が好き。趣味はビショングッズ収集。図書館司書の資格をもち絵本の読み聞かせやお話し会なども行っていた。好きな絵本は「どろんこハリー」。将来は犬と一緒に心を開いて読書を楽しむ社会貢献もしたいと思っている。

飼い犬のフード事情

パピ姉の飼っているビションは現在2歳とのことですが、これまでどのような食事を与えてきたのでしょうか?

飼い犬のフード事情

パピ姉1歳未満のときは下痢になりやすい子だったので、フードを与えてみてお腹が安定しているものを与えていました。

1歳を過ぎた頃から落ち着き始めたので、他社も含め10種類くらいのフードを与えて、どのようなフードを好むのかを試しました。また好き嫌いのある子にならないために色んな味を食べさせていたというのもあります。

その結果、うちの子は高タンパクのフードを好まないこと、食べさせるとウンチが硬くなることがわかりました。

高タンパクフードは好みにも体質的にも合わないのではないかと考え、今ではnow fresh(ナウフレッシュ)の中でもタンパク質の少ない「シニア&ウェイトマネジメント」と動物性原材料を使わないベジタリアンのドッグフード「ギャザーのエンドレスバレー」を与えています。

このようにフードの好みや体質に合う、合わないは個体差があるので、アレルギーのない子の場合は、色々な種類のフードを試してみることは大事なことだと考えています。

大久保さんが飼っている子の食事はいかがでしょうか?

飼い犬のフード事情

大久保うちの子(ヨークシャテリア)は、小さい頃から病気を患っている子だったこともあり、体質に合わないものを食べると下痢したり、血便になったりしていました。

こうした状況は療法食を与えて改善する類でもなかったので、総合栄養食の中から下痢や嘔吐、血便が少ないフードを与え続けていました。

10歳になり手術をしたところ、とても元気になって食欲も旺盛になったので、よりよい食事を与えようとプレミアムドッグフードを色々試してみました。

そしたらどうもお肉が合わなくて、サーモンだとお腹が安定することがわかったんですね。特にうんちの状態が全然違うのです。サーモン以外のものを食べているときカサカサのうんちが出てしまうけど、サーモン与えるとしっとりした健康的なうんちをしてくれます。

そうした経緯もあり、今ではnow fresh(ナウフレッシュ)のフィッシュアダルトを与えています。

犬へのフードの与え方

おふたりともたくさんの食事を試したとのことですが、与え方などで注意したことはありますか?

犬へのフードの与え方

パピ姉色んなフードに興味をもって食べられるようになって欲しいこともあったので、3種類ぐらいは常に封を開けていて、それらを混ぜて与えることが多かったです。ただどれも「総合栄養食」であること、また「給与量」には注意して与えていました。

総合栄養食であれば犬に必要な栄養素が全てバランスよく含まれていますので、その中で混ぜる分には栄養素的には問題がありません。あとは複数のフードを混ぜたとしてもトータルの量はいつも一定になるように気を付けていました。

大久保うちの子の場合は、手術をして元気になったとはいえ10歳を過ぎていたので徐々にフードを切り替えるようにしていました。「新しいフードに切り換える最もいい方法は?」というコラムにも書いているように、犬の状態やうんちの様子を見ながら、少しずつ新しいフードの割合を増やすように与えていました。

色んな食事を食べられるようにしておきたいというお話がありましたが、それには理由があるのでしょうか?

パピ姉主に2つの理由があります。

1つ目は、災害時などで普段の食事ができないときへの備えです。緊急時にいつもと違うご飯であっても食べられるようにしておく必要があります。

2つ目は、お気に入りのドッグフードが販売停止になることがあるからです。海外製であれば、急に輸入が停止になることもありますし、国産であっても工場停止により販売中止になることや手に入りにくくなることがあります。

私たちがドッグフードメーカーだからこそよくわかりますが、社会情勢や自然環境が変わることでどうしても手に入らなくなることが出てくることもあるのですね。

そうしたときに備えて様々な食事を食べられる子になっておくことは大切です。

犬のフードでの困りごと

ちなみに与えてフードを食べてくれないときはあるのでしょうか?

犬のフードでの困りごと

大久保もちろんありますよ。

そうしたときは嗜好性を高めるためにおやつ(トリート)を食事にトッピングしたり、ウェットフードを与えたりしています。ドライフードを少し温めることで匂いの成分を立たせるという方法もあります。

中には、しつけで対応している人もいます。例えば、食事の時間を5分なら5分と決めておき、その時間を過ぎたら食事を下げてしまうことを繰り返し、与えられたときに食べないといけないとしつける方法もあります。

逆に食べ過ぎで下痢になるとも聞きます。その場合の食事はどのようにすれば良いのでしょうか?

パピ姉そうですね。単純な「食べすぎ」は軟便や下痢になる主な原因のひとつです。

ウンチを見て少し緩いようであれば、次の食事をぐっと減らしたり場合によっては抜いたりするようにして様子を見るようにしています。

犬は、基本的に与えたら与えた分だけ食べようとしてしまうので日頃から注意が必要ですね。

ただし体調不良やたとえば季節の変わり目や夏バテなどのストレスによって一時的に腸内環境のバランスを崩して下痢になることも多いので、食事を減らしても改善しない、またはひどい下痢の場合は、動物病院を受診することをおすすめします。

お客様からフードに関する困りごとで問い合わせを頂くことはあるのでしょうか?

パピ姉はい、色々ありますがお客様からの質問の中でも非常に多いのが「どのくらい与えればいいのか?」というものです。

弊社に限らずどのメーカーさんのフードにも給与目安量は記載があると思いますが、あくまでも「目安」になります。同じ体重でも運動量や代謝も違うので目安の量をベースに、ウンチの状態を見ながらその子に合わせた量に加減していくことがとても大切です。

こまめに体重を図ったり、毎日触れ合う中で肉付きを確認したりして管理しましょう。例えばうちの子の場合は散歩のときに上から見た腰のくびれ具合で「食べすぎかも?」と判断していますよ。

また、給与目安量は、そのフードと水だけを与えることを想定した量で計算されています。そのフード以外におやつやトッピングなどをする場合は、その分フードの量を減らさなければなりませんので注意が必要です。

うちの子の場合は給与目安量よりも少なめにあげています。燃費がいい体質なのもありますが、私の知らないところで家族がおやつをあげているようなので、それも加味して調整しています。

ドッグフードの選び方

多くの飼い主さんはどのようなフードを選べばいいのか悩んでいると思うのですが、どういったところを注意してみていますか?

ドッグフードの選び方

大久保パッケージ裏面に書かれた原材料を見るようにしていますね。

日本におけるドッグフードのパッケージ表示には「原材料に占める重量の割合の多い順に記載すること」というルールがあるので、どの原材料が一番多く含まれているかは確認しています。

その上で「レンダリングミートミール」が使われているかどうか注意して見ています。

「レンダリングミートミール」とは、人間の食品に使われなかった骨周辺のお肉や、脂身、皮、筋、腺などを集め、高温・高圧下でその脂肪分を取り除き、残渣(ざんさ)を乾燥させて粉状にした、いわゆる「肉粉」・「魚粉」と呼ばれる素材のことです。

簡単にいうとドッグフードに使用しているお肉やお魚にはグレードがあるということです。

ミール」として使用する原材料の調達方法には一定の基準がありますが、パッケージからはその品質がわかりません。できる限り良質なフードを与えたいと考えている人は、生肉に比べタンパク質変性がかなり進んでいると思われる「ミール」よりも生肉・鮮魚が主原料として使われているフードを検討してもよいのではないでしょうか。

ドッグフードの選び方

パピ姉栄養バランスの観点では、「総合栄養食」の食事を選ぶことが大切です。

最近、ドライフード以外にも市販の手作りフードなど色々な食事が販売されていますが、なかには総合栄養食ではないものも含まれているようです。そういった食事だけを与え続けると栄養バランスに偏りが出てしまうので注意は必要です。

あくまで主食には「総合栄養食」の食事を選んで、他にも与えてみたい食事があればトッピングやおやつとして選ぶと良いと思います。

大久保たしかに栄養バランスは大事ですね。

それ以外では、繰り返しになりますが犬によって合うフードはそれぞれ異なるというが正直なところです。

例えば、運動量の多い子であれば高タンパク質のフードが良いようにライフスタイルによって与えるべきフードは変わってきます。もちろんアレルギーのある子であれば与えていけないフードもありますし、パピ姉が最初に話した通り、その犬の体質や食に対して興味を示すかによっても左右されますしね。

パピ姉与えているフードの特徴をきちんと理解して与えることが大事だと思いますね。

インターネット上の情報を鵜呑みにしたり、フードのブランド名だけで合う、合わないを決めるのではなく、「タンパク質が多い」「穀類が入っているかどうか(グレインフリーかどうか)」「原材料の種類が多い」のようなフードごとの特徴を理解した上で、その犬に合うか試していくこと。そうすることでその犬に合った食事というのがわかって探しやすくなると思いますよ。

ドッグフードの選び方

大久保どんな飼い主も良い食事を与えて、長く健康でいて欲しいと願っていると思うのですね。

うちの子が病気で手術までしたのでよくわかりますが、病気になってから治療にかかる費用や時間は相当なものです。

完全に防げるわけではありませんが、よい原材料によって作られた栄養バランスの優れた食事を与え続けることは病気になりにくい身体を作ることに繋がります。

それと犬は、毎日食べるごはんを自分で選べませんよね。

だからこそ大切な家族の命や健康を守るために、そして、飼い主さん自身の安心に繋がるためにも少し値段はお高いと感じるかもしれませんが、将来のためにプレミアムドッグフードを選ぶのが良いのではないでしょうか。

GPNスタッフからのフードに関するまとめ

栄養バランスの観点から「総合栄養食」の食事を選ぶ

パッケージに書かれた一番多く含まれている原材料を確認する

犬によって合うフードはそれぞれ異なるので、フードごとの特徴を理解した上で、その犬に合うか試す

本日はありがとうございました。

大切な家族の一員である愛犬のためのプレミアムドッグフード

NOW FRESH(ナウフレッシュ)は、食材の鮮度にこだわり持ち味を活かし、お互いを引き立てる多彩な組み合わせで栄養バランスを整えた食事です。

グレインフリーのプレミアムドッグフード
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タンパク質源として、レンダリングミートミールや肉副産物を一切使用していません。100%フレッシュな生肉・鮮魚+グレインフリー+豊富な野菜・フルーツを使ったほどよいタンパク質バランスのレシピで体調のコントロールがしやすいプレミアムドッグフードです。

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