ヴァルはペットキュリアン社に14年以上在籍しています。1978年に犬のゲームに参加して以来、犬が大好きで初めて飼った犬はゴールデンレトリバーでした。それ以来、ブリーダー、ドッグショーへの出陳、ドッグトレーナー、フリスビードッグやアジリティの愛好家として活躍しています。ゴールデンレトリバー、ジャックラッセルテリア、ボーダーコリーなどのさまざまな犬と一緒に人生を楽しんでいます!
2021/05/07
言葉を話せない犬は、あらゆるしぐさで自分の気持ちを伝えようとするのは有名な話ですよね。
私たちは、犬が何を考えているのか、犬に聞くことはできません。とはいえ、彼らの気持ちを理解しないまま、お互いの絆が弱まってしまうといった悲しい事態は避けたいところです。
愛犬がどんな気持ちを伝えようとしているのか、分かりますか?
犬のしぐさに関する情報は多く出回っており、詳しいプロもたくさんいますが、今回は、その中でも特に分かりやすい基本のしぐさをご紹介します。
【 目 次 】
ポイントは、耳の位置、瞳孔の大きさ、表情 (特にマズルやおでこ) 、しっぽの振り方、重心の位置などです。
これらをよく観察することは、犬がリラックスしているのか、怯えているのか、服従的なモードなのか、または攻撃的なモードなのか、を知るヒントになるでしょう。
頭や耳が自然に上がった状態で、重心が片寄ることなくしっかりと四本足で立ち、口はゆるく開き、尻尾が軽く揺れているときは、十分に\リラックスした、穏やかな気分であることがわかります。
何か楽しいものに興味を示すときは、尻尾は少し上がり、軽く揺れます。口元は自然な状態で、舌がペロッと見えることもあります。
このようなしぐさは、犬が群れの中で自分が上位であることを下位の相手に知らせるときにも見られることがあります。
尻尾が硬直して毛が逆立ち、耳が前を向いてピンと立ち、どこかをじっと見つめているときは、興奮状態のサインであることが多いです。唇が引きあがってひくひくするようなら、次の瞬間には、歯をむき出して突進してくるかもしれませんので、特に注意しましょう。
このようなしぐさが見られた場合は、この犬には近寄らず、その場を離れるほうが良いでしょう。
もし、このようなしぐさをしているのがあなた自身の犬ならば、興奮をおさめるよう促してあげましょう。犬を見ずに座ってあくびをするなど、飼い主自身がリラックスした様子を見せてあげると、興奮や緊張した状態を解いてあげることができます。
頭が下がり、目は半分閉じてまばたきし、耳は後ろに向き、尻尾は低く垂れているか丸まり、口は少し閉じて舌をチロチロと出し、前足を上げた状態は、相手の犬や人間の社会的地位が自分よりも高い事を認める、服従的なモードであると言えるでしょう。
ひっくり返ってお腹を出すのは、人間で言う「まいった!」というような状態です。耳は後ろに折れ、頭を少し傾け、相手の犬や人間と目を合わせないようにします。尻尾が丸まっていたり、オシッコをしたりするときもあります。相手の地位が自分よりも上であることを認め、なだめようとしていると言えるでしょう。
恐怖心があって相手に近づいてほしくないときは、自分自身を守るために相手に噛みつくこともあります。
瞳孔が開かれ、耳は後ろを向き、口は緊張した状態で、時にうなり声をあげ、毛が逆立ち、尻尾は硬直します。姿勢は低めか、もしくは体重が後ろにかかった状態になります。
この時、犬のまなざしが明らかに緊張した「真剣な目」になるのがサインです。
なお、犬は基本的にじっと目を直視されることが苦手です。
支配的なモードの場合、挑戦を挑まれていると思いこんで攻撃してくる恐れがあります。犬をぎゅーっと抱きしめて離さない子供が愛犬に顔を噛まれる事故が起きるのは、このようなケースです。
子供がいる家庭では、ペットの犬にも自分のスペースがあることや、犬をそっとしてあげるべき時間があることを子供にしっかり教えてあげることが何より大切です。
犬のしぐさであまり知られていないのが、口を舐めるという行動の意味です。周りに食べ物がないときに頻繁に口を舐めているのは、お腹が空いている!ということを知らせようとしているのです。
または、ストレスを感じていたり、犬自身が居心地の悪い環境に置かれていたりする際に自分を落ち着かせようとする「カーミングシグナル」の場合もあります。
口を舐めるしぐさは、服従的なモードのサインとして捉えられることが普通ですが、このようにストレスを感じているサインのこともあります。
犬が口を舐めるしぐさを続ける場合は、思わぬストレスの原因がないかどうかを考えて、犬が落ち着ける環境を整えてあげましょう。ストレス状態が続いてしまうと、いずれ望ましくない問題行動につながる可能性があります。
今回ご紹介したのは、飼い主なら知っておきたい基本的な犬のしぐさです。
この他にも、本やインターネットには犬とのコミュニケーションに役立つ情報があふれています。
とはいえ、このような情報はあくまで原則の話で、当然すべての犬がマニュアルに当てはまるわけではありません。どういう状況でどんなしぐさを取るのか?同じようなしぐさに見えてもよく見たら違うしぐさではないか?
目の前の犬をよく観察することが、愛犬との絆をより深め、上手にコミュニケーションを取るようになれることに繋がるのではないでしょうか。
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