犬や猫が健康で幸せな生活を送ることは、誰もが望むことです。私たちは、ペットの日々のケアや食事についての情報をわかりやすく提供し、皆様のお手伝いをします。
2021/10/29 更新日:2022/11/11
あなたの飼い犬は、大切な友人であり、あなたのパートナーです。どんな冒険にも連れて行く仲間であり、あなたの相棒。そして、あなたの家族です。
何か困ったことがあった際は、たとえ愛犬が言葉にして伝えられなくても、あなたにはわかることでしょう。
この記事では、花火を怖がるストレス性の犬、混乱に陥る不安性の犬など、犬のストレスを見極め、犬を落ち着かせるために知っておくべきことをご紹介します。
まずは犬のストレスサインを認識することが大切
飼い主がいないときに限って粗相してしまうのは分離不安の可能性が高い
ストレスを抱えた犬を癒すには犬のエネルギーを方向転換させたり、落ち着かせるためのものを与えたりする
【 目 次 】
まず、犬のストレスサインを認識することが大切です。
愛犬のことなら何でもわかっていると思いがちですが、犬のストレスの表れ方は、個体差があり、それぞれ異なります。さらに犬はボディランゲージでコミュニケーションをとります。
犬のボディランゲージの意味については「その犬のしぐさの意味は?しぐさから読み取る犬の気持ち」の記事でまとめていますので参考にしてみてください。
最悪の場合、ストレスを感じたペットが自らを守らなければと感じた際は、歯を見せたり、キレたり、噛んだりすることがあります。
犬をお留守番させて帰宅すると、クッションの中身が散乱。ゴミ箱が荒らされている。ボロボロの家具・・・
少し離れただけで絶え間なく鳴いたり吠えたりしている・・・
このような症状は、「分離不安症」と呼ばれる症状の可能性があります。
分離不安症は、決して珍しいことではなく、愛情深い犬の飼い主が抱える悩みのひとつです。
分離不安症とは不安障害のひとつで、飼い主と離れて過ごすと不安から、精神的・肉体的に不調になり、そのストレスが原因で様々な問題行動を起こしてしまう状態のことを言います。
分離不安症は、飼い主の不在時に様々な形で現れます。
子犬を迎えてトレーニング中の時、その子のおもらしが分離不安なのかどうかを判断するポイントは、トイレの粗相をあなた自身の前でしてしまうかどうかです。あなたがいる前で粗相をするのであれば、それは分離不安ではなく、単にまだトイレトレーニング中ということで心配はありません。
あなたが居ない時に限って粗相してしまうのは分離不安の可能性があります。
他にも分離不安症の犬は、飼い主が外出の準備をしようとしただけでも、不安で鳴いたり、落ち着かなくなったりすることもあります。飼い主がお風呂やトイレに行くと鳴いたり、執拗について来ようとしてきたりすることもあります。
そのときに勘違いしてはいけないのは、決して「飼い主への嫌がらせ」やただの「寂しがり屋」としてやっているわけではないということです。自分でもコントロールできないほどの不安やストレスにその犬なりに対処しようしている結果なのです。
ここまでの記述内容を読んで、ストレスを抱えた愛犬の姿が見えてきませんか?
あなたの愛犬は、わざと破壊的な行動を取ろうとしているわけではありません。不安を建設的に解消する方法を教えてあげれば、愛犬はそれを覚えるようになり、お互いに幸せで健康になることができます。
この章では、愛犬に必要なストレス解消法をいくつかご紹介します。
まずは数十秒~1分程度、犬が「どうしよう」と思わない程度の時間ドアを閉めてお部屋に犬を独りにさせます。徐々に時間を延ばし、独りで過ごすことに慣れさせていきます。
このとき飼い主が出かけることは、「当たり前」だと認識させるために、独りでいれたことを褒めすぎないことがポイントです。
これらはすべて、心理的に安全な空間を構成する要素です。そして、この空間があなたを助けるように、安全な空間はあなたの犬を助けることもできます。ただ、見た目が少し違うだけです。
犬たちに安全な空間を与える最も簡単な方法は、クレートトレーニングです。これは犬を監禁しているわけではありません。犬は巣穴に住む動物ですから、小さくて閉じられた空間が安心感を与えてくれるのです。
大切なのは、正しい考え方を持つことです。
犬がクレートに入るときにあなたが落ち着いているのを見れば、犬はクレートを落ち着いていると関連付けるでしょう。最初は10分程度から始めて、徐々に増やしていき、褒めてあげたり、たまにおやつをあげたりしましょう。
クレートトレーニングについては「犬にクレートトレーニングをするべき6つの理由」に詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
1と2が出来たら、留守番本番です。
こちらもほんの数分から少しずつ慣らしていき、状況をみながら少しずつ時間を延ばしていきましょう。
このときのポイントは、外出する際はさり気なく、あいさつの声もアクションもできるだけ小さくすることです。
留守番はたいした出来事ではないことを覚えてもらうためにも、犬を興奮させないようにしましょう。このような練習を通して、犬が「必ず飼い主様は戻ってくる」、「大丈夫なんだ」と感じるようになっていきます。
運動した後、あるいはちょっとした散歩をした後、リラックスした気分になることがありますよね。これはエンドルフィンの分泌によるもので、犬も運動後に同じ効果を得られます。
散歩ではなく、運動と言ったことに注意してください。散歩でもいいのですが、それが愛犬の幸せな場所であれば、愛犬に喜びを与えることができます。しかし、犬が散歩をあまり好まない場合は、他にもたくさんの運動方法があります。
また、愛犬と一緒に運動をすることもできます。ランニングをしているなら、犬も一緒に。ヨガをしているなら、愛犬も一緒に参加してみましょう。
犬とのランニングを楽しみたい方は「犬とランニングする前に知っておきたい9つのこと」も読んでみてください。
愛犬が好きな遊びがあれば、毎日、カレンダーに遊びの時間を記入しておきましょう。大好きな人と一緒に遊べる!という楽しみができますし、緊張したエネルギーを健康的に発散することができます。
特定の状況でストレスを感じている犬には、何か別のことを考えさせるのが一番の対処法です。
そのためには、おもちゃが有効です。気を紛らわせるおもちゃの種類は、犬によって異なります。世界中の獣医が愛用している「コング」は、雪だるまのような噛むおもちゃとしても使えるパズル式の知育おもちゃです。
時間をかけてオヤツやフードを探す「ノーズワーク」は様々な種類が販売されています。犬達が不安を感じるシチュエーションを、ノーズワークで宝探しの楽しさに置き換えてあげてください。
寄り添うのが好きな犬には、寄り添えるものを与えましょう。洗濯前の洗濯物の中にしばらく入れておくと、あなたがいないときにあなたの匂いがしてくるので、より効果的です。さらに、あなたの下着や靴下によって、犬のための買い物を節約することができます。
この方法は、兄弟犬と離ればなれになったばかりの子犬にも有効です。おもちゃのクマを子犬と一緒に一晩置いておきます。翌朝にはボロボロになっているかもしれませんが、兄弟のような匂いがします。それ以来、クマが子犬のお気に入りのおもちゃになっても驚かないでください。
ストレスを抱えた犬を癒すには、ストレスを抱えた人間を癒すのと同じように、犬のエネルギーを方向転換させたり、落ち着かせるためのものを与えたりする必要があります。しかし、長期的かつ持続的なストレス解消のためには、何よりも健康であることが重要です。
ペットにも、おばあちゃんが作るような愛情のこもった食事を与えるべきだというのが、私たちの考えです。家族の一員であるペットに与える食事は、その違いを実感できるはずです。
自分の健康を守るのと同じように、ペットの健康にも気を配りたいとお考えの方は、犬が大好きなドッグフードのレシピもぜひチェックしてみてください。
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