【獣医師監修】要注意!犬にとって有害な植物とは?

2023/12/21

犬が大のお肉好きなのは有名な話です。

野菜や果物も、喜んで食べる子が多いでしょう。しかし、中には食べ物でなくても何でも口に入れてしまう、好奇心旺盛な犬もいます。

植物の中には、犬にとって有害な成分を含む植物もありますから、飼い主としては心配ですよね。

そんな有害な植物から愛犬を守るためにも、注意すべき植物について学んでいきましょう。

犬にとって有害な植物

犬 植物

一口でも危ない!特に有毒な植物とは?

トウゴマやヒマシ油植物(学名:Ricinus communis)

シクラメン(学名:Cylamen spp.)

ディフェンバキア(学名:Dieffenbachia)

ドクニンジン(学名:Conium maculatum)

セイヨウキヅタ/イングリッシュアイビーの葉および実(学名:Hedera helix)

ヤドリギ類(学名:Viscum album)

キョウチクトウ(学名:Nerium oleander)

チョウセンアサガオ(学名:Datura stramonium)

イチイ(学名:Taxus spp.)

種類を特定できない/安全性が確認できないキノコなど

他にも、意外な植物に危険が潜んでいることもあります。例えば、トマトの実の部分は犬にとって問題はありませんが、トマトの植物の部分(へたや葉、茎、花)は有毒です。

その他にも、クリスマスフラワーとも呼ばれるポインセチアが有毒であることは比較的有名ですが、以下の植物も同様に危険です。

  • ユリ
  • チューリップ
  • スイセンの球根
  • ルバーブ
  • アゼリア
  • ツツジ
  • アジサイ
  • スズラン
  • オシロイバナ

毒の強さや有害部分はそれぞれ違いますが、いずれの植物も、犬が口にしないよう注意しましょう。

愛犬がいたずら好きな場合は、お庭にお花を植えるのにも気を付けなければいけません。ガーデニングをする際には、植物の安全性に関してしっかり下調べをしましょう。

犬が有害な植物を食べてしまったら?こんな症状に注意!

犬 植物

犬が有毒な植物を摂取してしまった際、このような症状がよく見られます。

嘔吐

下痢

衰弱

尿の異変

よだれが増える

胃腸の不調、胃痛、食欲不振を引き起こす可能性があります。また、有毒植物に触れると皮膚炎を起こしてしまう犬もいます。よく見られる症状は、発疹、水腫れ、かゆみなどです。

愛犬が有毒植物を誤食したり触ってしまったりした時はどう対処する?

一刻も早く動物病院へ連れて行きましょう。愛犬の症状を細かく記録しておき、誤食してしまった植物を持っていくか、写真を撮って病院に見せましょう。

大切な愛犬の命を守れるのは、飼い主のあなたです。庭のキノコは全て取り除き、庭に植える植物には十分に注意しましょう。大好きな家族の健康を守ることで、一緒に幸せな毎日を過ごしましょう!

植物以外の食べてはダメなものについては以下の記事にまとめていますので、合わせてご覧ください

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この記事を書いた人

NOW FRESH Team

犬や猫が健康で幸せな生活を送ることは、誰もが望むことです。私たちは、ペットの日々のケアや食事についての情報をわかりやすく提供し、皆様のお手伝いをします。

監修獣医師

高橋 宏実 獣医師・ペット栄養管理士

麻布大学 獣医学部 獣医学科卒業。東京都内の動物病院で臨床医として勤務。
その後、獣医師として栄養学をより深く学ぶことで、犬猫の健康を臨床医時代とは違う視点からもサポートできるのではと考え現在に至る。毎日欠かさず動物関係のSNSをみることで日々癒されている。

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