犬猫専門の動物園でアルバイトした事をきっかけにペット業界へ。以降、ペットショップ、ペット専門問屋、店舗開発などペットに関わる仕事を経験後、現在はNOW FRESHの営業として日々活動中。
2020/08/12 更新:2021/10/06
多くの飼い主はペットの可愛い姿や凛々しい姿を写真におさめたいと思っていますが、それは簡単なことではありません。特に活発に動き回る犬の写真の撮り方には、いくつかのポイントがあります。
今回はPetcurean(ペットキュリアン)社の動物写真家であるエリー・スティバーズ氏に、良いペット写真の撮り方をききました。彼女がペットたちの写真を撮るときに心がけている4つのヒントとスマートフォンによる具体的な撮り方を紹介します。
【 目 次 】
犬の良い写真を撮るためにまず必要なのは、「待て」を覚えさせることです。お座りやふせの体勢をとって、その場所に留まることを犬に教えましょう。
「待て」あるいは「ステイ」と指示をして、1歩下がって動かなければおやつを与えます。これができるようになったら、2歩、3歩、4歩と距離をとっていき、それでも動かなかったらまたご褒美をあげます。
そうするうちに段々と、あなたは自分の犬が彫刻かのように思えてくるでしょう。
より詳しい犬のトレーニング方法についてはこちら
あなたの愛犬のベストアングルを、少なくとも1つはお伝えすることができます。それは、ローアングルで写真を撮ること。人間と同じように、相手の目線で撮影するのがベストなのです。
ローアングルからカメラをかまえることで、「犬の目線」で写真を撮影できます。小型犬の写真を撮るためのベストな角度を見つけるために、横になることを恐れてはいけません。
犬の最高の写真は太陽の光のもとで撮影されたものだと、多くの人が思っていますが、実際にはそうではありません。晴れた日の直射日光は、犬に濃い影と明すぎるハイライトを与えてしまいます。結果として、犬の愛らしい表情が失われてしまうのです。
そうならないように、写真を撮る際には少し空が曇っているタイミングや、室内灯のもとで撮影するようにしましょう。そうすることで、あなたの愛犬の美しい目はよりキュートに映ります。
犬の写真を撮る時、最も見落とされがちなのが背景です。写真のなかであなたの可愛い犬は堂々としているかもしれませんが、その後ろに電柱が伸びていたら、写真が台無しになってしまうことがあります。
写真を撮る際には、少し落ち着いて、背景を確認してから撮影ボタンを押してください。
ペットの目線に合わせるためには、ローアングルからカメラを構える必要があります。
その時、スマートフォンを持ったままローアングルにもってこようとすると、腕が下に来てしまうため、ローアングルにしようとすればするほど腕が窮屈で撮りにくくなります。またスマートフォンのカメラは端末の上部についているため、端末の高さ分、カメラが地面から離れてしまいます。
これでは横になっている犬や猫の目線になって、床や地面ギリギリから撮ることができません。
そんなときはスマートフォンの上下を入れ替えて持ってみましょう。腕が上に来ることで座った状態でローアングルを撮ることができます。またカメラが下に来ることでよりローアングルからの撮影が可能になります。
横に持つ際もカメラが下に来ることを意識してみましょう。ちょっとした違いですが。今まで見たことがないアングルでペットを撮ることができます。
ポイントはどちらの場合もしっかり両手でスマートフォンを持つことです。持つ手が安定することで、ブレが少なくなり、失敗が少なくなります。
iPhoneをはじめとした最近のスマートフォンのカメラアプリには、『ポートレート』モードと呼ばれる一眼レフカメラで撮影したような「ボケみ」のある写真を簡単に撮れる機能が搭載されています。
背景をぼかすことができれば、より被写体である犬や猫を目立たせることができます。
例えば、多少散らかっている室内でも背景をぼかすことができれば、雰囲気のある写真を撮ることができます。また色鮮やかなお花畑を背景に『ポートレート』モードで撮れば、幻想的な写真を撮ることもできるでしょう。
『ポートレート』モードの使い方はスマホ毎に異なりますが、基本的にはカメラアプリを起動し、『ポートレート』モードを選択するのみで使用できます。その後は、カメラアプリと同じでタッチするだけで撮ることができますので、積極的に試してみましょう。
※iphoneをお使いの場合、ポートレートモードは下記のモデルで使用できます。
iPhone 13シリーズ
iPhone 12シリーズ
iPhone 11シリーズ
iPhone SE(第2世代)*
iPhone XSシリーズ
iPhone XR*
iPhone 8 Plus
iPhone 7 Plus
*iPhone SE(第2世代)とiPhone XRは、背景をぼかしたポートレート撮影が可能ですが、使えるのは被写体が人物の場合に限られています。
ドッグランで動き回る犬や部屋の中で元気に遊ぶ猫を撮るときは、『連写(バーストモード)』機能を活用しましょう。
はじめのうちは、何十枚も撮った中から自分の好きなカットを知るためにも役に立ちます。また100枚撮った中から奇跡の1枚が見つかるのも連写ならではの楽しみです。
ただし、ほとんどのスマートフォンで、連写機能と『ポートレート』モードを一緒に使うことはできないため、撮る際の背景には気をつけましょう。ペットを画面内に収めながら、できる限り余計なものが映らないように心がけることをおすすめします。
なお、連写機能は、カメラアプリのシャッターボタンを長押しするか、左にスライドさせることで使用できるのが一般的です。ぜひ、使い方を調べて積極的に連写機能を使ってペットの決定的瞬間をカメラに収めてみましょう!
写真で「ボケ」と言うと背景をぼかすことと考えがちですが、「前ボケ」を覚えるとさらにプロっぽい雰囲気のある写真を撮ることができます。
「前ボケ」とは、被写体の手前側をぼかすことによって、にじむような、やわらかくほわほわした雰囲気の写真が撮ることができます。
例えば、左手にお花を持って、右手のスマホで花の隙間からペットを隠し撮りするように撮ると、前の花がボケて幻想的な写真になります。手前に写すものはできる限りカメラに近い位置にするほうがボケは強くなります。
いろんなものをレンズの前にかざしたり、置いたりしてプロにも負けない写真を撮ってみましょう。
今回はペット写真の上手な撮り方を説明しました。動物写真のプロが心がけているというポイントと具体的なスマートフォンを使った撮り方はどれも参考になるものだったのではないでしょうか。
それでも今回紹介したのはあくまでテクニックです。大切なことは「可愛い!」「かっこいい!」そういった感情を込めて写真を撮ること。そうした感情の込もった写真は、きっと「良い写真」になるものです。
最後に、ソーシャルメディアのアカウントを持つすべての方向けのヒントです。
あなたのフォロワーと世界中に、あなたの愛犬の姿を共有することを忘れないでください。毎日同じ時間に写真を投稿すれば、フォロワーが見に来てくれるようになり、興味を持ってもらえますよ。
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