マグダは、22年間、動物救援団体に関わり、18年前には自ら猫のシェルター「Katie's Place(キティズプレイス)」をオープンしました。以来、Katie's Placeは猫専門のシェルターとして大きな成長をとげています。Katie's Placeは猫にとって最後の受け皿であり、いつも満員です。
2021/03/29 更新日:2022/11/04
春は子猫の季節です!
あのかわいい毛皮の顔を見たら、家に連れて帰らずにはいられなくなることもあるでしょう。
子猫の小さくてまん丸いふわふわした魅力に取り憑かれて、初めてペットを飼うという大きな一歩を踏み出したとしても慌てなくて大丈夫。はじめて子猫をお迎えする人が身につけておくべき基礎知識をご紹介します。
記事を参考に、安心して子猫を飼う準備を進めてみてください。
【 目 次 】
人間の赤ちゃんを迎える準備をするように、家の中を子猫にとって安全で、優しい環境にしてあげましょう。
たとえば、子猫が家の中を歩き回ったり飛び跳ねたりするときに危険となりうるものはすべて取り除きましょう。例えば、電気コードや露出したコンセント、体があたってこぼれるようなもの、危険な掃除用具や有毒な植物、殺虫剤、ぶら下がっているコードや紐などなど・・・部屋を見渡して「子猫プルーフ」にカスタマイズしましょう。
獣医師の診察を受け、寄生虫や感染症、その他の医学的問題がないかチェックしてもらいましょう。
子猫の年齢によっては、ワクチン接種、駆虫薬、ノミ・ダニ予防薬が必要な場合もあります。
獣医師に聞いてみたい質問については「獣医さんに聞いてみたい10の質問」にまとめていますので、合わせて参考にしてみてください。
もし家に若い先住猫がいない場合は、1匹だけではなく、子猫2匹を飼うことを検討してみるのもいいでしょう。
1匹でも大変そうなのに、もう1匹飼うなんてと思うかもしれませんが、実は活発な子猫は1匹より2匹の方が飼いやすいことがあります。
例えば、子猫は、飼い主の手や足に噛みついたり、引っ掻くなど攻撃的な態度をとることがあります。これは人にとっては迷惑な行為ですが、猫にとってはハンティングをイメージしたただのじゃれ合いの遊びだったたりするのです。そんなとき別の猫がいることで、飼い主の世話なしにお互いが遊び合い、エネルギーを発散してくれるはずです。また、複数の猫を飼うほうが、猫の性格が社交的で穏やかになる場合もあります。
猫の中には寂しがり屋の性格を持った子もいます。そんな子にもう一匹の猫がいることで、飼い主が外出してもお互いで相手をし合うことができます。
さらにもう一匹の子猫をシェルターから採用すれば、1つの命ではなく2つの命を救うことにもなります。なにより子猫を2匹飼うのはとても楽しいことなので、ぜひ検討してみてください。
どのような猫を飼えばよいか迷っている方は「猫を飼いたい方必見!あなたにぴったりの猫の選び方」の記事を参考にしてみてください。
よく調べて、できる限り高品質のフードを購入しましょう。
ウェットフードを与える場合は、猫缶の種類を変えながら、子猫にできるだけいろいろな食感を与えるようにしましょう。
猫は食感に非常に敏感なので、生後間もないうちから食感を変えてあげることで、後々の食いつきの悪さを防ぐことができます。
キャットフードの選び方と含まれる原材料についてはそれぞれ「キャットフードの正しい選び方とフードに関連した困りごとへの対処法」「キャットフードの原材料や成分表示の読み方について徹底解説」に詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
他の動物に比べて体重あたりの水分摂取量が少ない猫は、成長していく中で尿路系の問題を引き起こす可能性があります。
あまりにも水を飲まないと泌尿器に負担がかかり、その結果、腎臓病や尿石症(尿路結石症)、膀胱炎といった病気になりやすくなるからです。そうならないためにも子猫には新鮮な水をたくさん与えて、水を飲むように促しましょう。
なかには水に強いこだわりをもつ子猫もいるので、そうした際は猫が好む「新鮮な流水」を再現するために、噴水のように水を循環させる猫用のウォーターファウンテンを準備したり、水飲み場を増やしたりと工夫しましょう。
適当な大きさのトイレと、良質の猫砂を購入します。砂には粘土やシリカ、新聞紙を再利用したものなど様々な種類がありますので、獣医師やキャットシェルターに相談して最適なものを見つけてください。
排泄トラブルを防ぐために、トイレはできるだけ音の出る家電製品から離れた場所に置き、家の中の人通りの多い場所には置かないようにしましょう。
まず足元の砂の感触を確かめるために、子猫をトイレに連れて行きましょう。ほとんどの子猫は自然とトイレに引き寄せられます。多層階住宅の場合は、子猫が大きくなるまで、各階にトイレを用意しておきましょう。子猫の膀胱は小さいので、最上階にいて最下階のトイレに間に合わないとおしっこを漏らしてしまいます。
家具を節約して、最低でも1つはキャットタワーを購入しましょう。
何百種類もある中から、猫が好む、高い位置から世界を見渡せるものを選びましょう。高さはあればあるだけ良いでしょう。
元気いっぱいの猫たちには、キャットタワーにぶら下がって遊べるものがついていると夢中になって遊んでくれるでしょう。さらに、ほとんどのキャットタワーには複数の「爪とぎ」できる場所が仕掛けられています。爪とぎは良い運動にもなりますし、猫のストレス解消(猫たちの退屈しのぎ)にも欠かせない行動です。
居心地のよい猫用ベッドも用意しましょう。
日当たりのよい窓辺や暖炉の前でのんびりとお昼寝したい猫ちゃんのために、複数のベッドを用意してあげるのもよいでしょう。
新しい家族の一員が楽しめるように、子猫用のおもちゃには、まず猫用に作られたおもちゃを選んで、元気な猫が遊びの最中に破壊した場合は、誤飲しないよう破片をすぐに回収しましょう
特に紐付きのおもちゃは、絶対に放置しないでください。子猫は簡単にひもを飲み込んでしまいます。また舌の構造上、吐き出すことができません。
グルーミングとは「全身をお手入れし、清潔に保つこと」です。
猫達は、基本的に自分で毛づくろいをしますが、猫種によっては人間のお手入れが必要です。また、動物病院に行った際などに体を触られても過度に反応しないよう、グルーミングの習慣を早めに教えて、受け入れられるようにしましょう。
グルーミング用のブラシ、ペット用の歯ブラシと歯磨き粉、そして爪切りやバリカンなどを必要に応じて揃えていきましょう。
グルーミングをしているときや膝の上でくつろいでいるときには、子猫の前足を指でこすり、あなたが前足を触ることに慣れさせましょう。そうすることで足を触られることに慣れていき、ツメの手入れがしやすくなります。
自宅でできるグルーミング方法については「自宅でできる猫のグルーミングの仕方」に詳しくまとめていますので、参考にして取り組んでみてください。
子猫のために食事や遊びの時間、特に就寝時の日課を決めましょう。
猫は本来夜行性ですが、早い段階から一日のスケジュールや日課を決めて繰り返し同じように接してあげれば人間との暮らしに対応してくれます。そうすれば、毎晩、夜中や明け方に猫が大興奮して眠れない、という事態を避けることができるでしょう。
子猫が人との触れ合いを楽しむためには、社交性を身に付ける必要があります。
そのためにもフレンドリーな大人だけでなく、子猫を大切に扱うことを理解している優しい子供たちにも会わせてあげましょう。
どうしても人見知りをしてしまう場合は「人見知りする猫を飼うときの心得【初めて猫を迎える人必見】」の記事を参考にしてみてください。
家の中に他のペットがいる場合は、子猫にゆっくりと優しく接するように人間がよくフォローしてあげてください。
子猫を飼うことは決して難しいことではありませんが、飼う上でそれなりの常識を持っていいたほうがいいのも事実です。それでも今回の13の基礎知識のように子猫との生活を送る上での必要な情報源はたくさんありますし、もしそれでも困ることがあれば地元のレスキューグループなどに助けを求めましょう。
ぜひ、新しい子猫との生活を楽しんでください。そして、家族の一員として末永く付き合っていきましょう。
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